【5月21日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2023)は20日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)が第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を7-5、7-5で下し、自身2度目のクレーコート大会決勝進出を果たした。

 元世界ランキング1位のメドベージェフは、合計4時間半に及ぶ雨天中断を乗り越え、BNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2023)とマイアミ・オープン(Miami Open 2023)に続き今季3度目となるマスターズ1000(ATP Masters 1000)の決勝へ駒を進めた。

 今季5勝目が懸かる決勝では、4月のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2023)で敗れた第7シードの新鋭ホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)と対戦する。

 ルーネは第4シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を6-7(2-7)、6-4、6-2の逆転で破り、決勝に進出した。

 第2セット途中にはメディカルタイムアウトを要求する場面もあったが、ルードと5度目の対戦で初勝利を挙げた。準々決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を倒してきた中で、「ここ2試合は最高のテニスができている」と手応えを口にした。(c)AFP