【5月21日 AFP】22-23スペイン1部リーグは20日、第35節の試合が行われ、4位レアル・ソシエダ(Real Sociedad)は2-1で王者FCバルセロナ(FC Barcelona)を破り、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場に近づいた。

 ソシエダは開始わずか5分、相手DFジュール・クンデ(Jules Kounde)の軽率なボールロストから、アレクサンダー・ソーロート(Alexander Sorloth)のパスをミケル・メリーノ(Mikel Merino)が流し込んで先制した。

 後半にはマルティン・スビメンディ(Martin Zubimendi)のボール奪取を起点にカウンターを発動し、久保建英(Takefusa Kubo)の突破から最後はソーロートが追加点を決めた。その後は相手の反撃をロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の終盤の1点に抑え、チャンピオンズリーグ出場権を争う5位ビジャレアル(Villarreal CF)との勝ち点5差を維持した。

 前節RCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのダービーに勝利して27回目のリーグ制覇を決めたバルセロナは、敵地のファンがピッチに侵入したため、優勝を思い切り喜ぶことができなかった。この日はソシエダの選手が作る花道を通って入場し、前節の埋め合わせをするかのように試合後にはトロフィーを受け取ったが、ソシエダも激しく戦って見事な勝利を収め、相手の祝福ムードを打ち壊した。

 ソシエダがカンプ・ノウ(Camp Nou)でリーグ戦の白星を飾るのは、1991年以来32年ぶり。メリーノはライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「クラブにとって歴史的なことだ。アウェーチームにとっては非常に厳しい場所だからね」と話した。(c)AFP/Rik Sharma