【5月20日 AFP】大麻オイルを所持していたとしてロシアで一時収監された、米女子プロバスケットボール(WNBA)のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)が19日、所属するフェニックス・マーキュリー(Phoenix Mercury)で約2年ぶりとなるWNBAの公式戦に臨んだ。

 グライナーがWNBAの試合に出場するのは579日ぶりで、会場にはカマラ・ハリス(Kamala Harris)米副大統領も駆けつけた。

 五輪で2個の金メダルを獲得しているグライナーは、試合開始直後から存在感を発揮すると、最終的に18得点6リバウンドをマークしたが、チームはロサンゼルス・スパークス(Los Angeles Sparks)との開幕戦を71-94で落とした。

 32歳のグライナーはロシアのウクライナ侵攻で米ロの緊張が高まっていた2022年2月、モスクワの空港で大麻オイル入りの吸引カートリッジを持っていたとして、違法薬物所持の容疑で逮捕された。同8月には懲役9年の判決を言い渡されたが、昨年末に囚人交換で釈放されていた。(c)AFP