【5月19日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2023)は18日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)と第5シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)がともに勝利し、準決勝で激突することになった。

 2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)王者であるメドベージェフは、世界ランキング101位で予選勝者のヤニック・ハンフマン(Yannick Hanfmann、ドイツ)に6-2、6-2のストレートで勝利し、今季7度目の4強入りを決めた。

 メドベージェフはクレーコートが苦手であることを自認しているが、このところは大きな改善を見せている。今大会までイタリア国際では1勝もしたことがなかったが、これで今回は4勝を記録した上に落としたセットもわずか一つと大躍進。今季のマッチ勝利数もトップの37勝に更新した。

 一方、昨年大会で準優勝を果たしたチチパスは、これまで5回対戦して3敗と分が悪い相手だった第15シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)に6-3、6-4で快勝した。

 メドベージェフとは過去11回対戦して4勝7敗と負け越している中で、「相手はいいプレーをしているが、自分も好調だ。彼から最大限の力を引き出してもらえることを望んでいる」と意気込んだ。(c)AFP