東南アジア大会、サッカー決勝で大乱闘 AFCが調査
発信地:プノンペン/カンボジア
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【5月18日 AFP】アジア・サッカー連盟(AFC)は17日、東南アジア競技大会(2023 SEA Games)サッカー男子決勝のタイ対インドネシア戦で、2度の乱闘があったことについて調査していると発表した。
カンボジアのプノンペンで行われた16日の決勝では、一時0-2でリードされていたタイが、終了間際の97分に同点に追いついて延長戦に持ち込んだ。喜んだタイの関係者がインドネシアベンチまで走って行って同点ゴールを喜ぶと、1回目の乱闘が発生した。
延長前半に勝ち越したインドネシア側がやり返すと、今度は殴りや蹴りまで飛び出し、両チーム1選手ずつに加えてコーチングスタッフからも退場者が出た。
その後、警告が累積したタイは2枚目のイエローカードでさらに2選手が退場となり、最終的には8人しかピッチに残っていなかった。
アジア連盟の広報は、今回の件について「遺憾」だと述べ、「選手やスタッフの身体的な権利を脅かすこのような暴力行為は一切容認しない」と非難した。
タイ側は試合後に謝罪し、独自の調査を実施すると発表。不正があったことが分かった選手やスタッフには処分を科すと表明した。
試合はインドネシアが5-2で勝利した。(c)AFP/James LEGGE