ジョコビッチ、イタリア国際4強ならず 20歳のルーネに連敗
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【5月18日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2023)は17日、男子シングルス準々決勝が行われ、6度の大会制覇を誇る第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は2-6、6-4、2-6で第7シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)に敗れた。
大会が行われている伊ローマは晴れが多いが、この日は雨による1時間強の中断があった。ジョコビッチは試合後、普段より重いウエットなコンディションでウイナーを取るのが難しかったと話した。
第2セット第3ゲームの直後にはトレーナーを呼び、痛み止めをもらってプレーを続行した。痛めた箇所は不明だが、ジョコビッチは右肘の問題で先日のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)を欠場するなど、全仏オープン(French Open 2023)へ向けた準備に遅れが生じていた。
一方、20歳のルーネは、マスターズ1000(ATP Masters 1000)初優勝を飾った昨年11月のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)決勝に続きジョコビッチから連勝となった。準決勝では、第24シードのフランシスコ・セルンドロ(Francisco Cerundolo、アルゼンチン)を7-6(7-5)、6-4で退け3年連続の4強入りを果たした第4シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)と対戦する。
今大会は第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)もすでに姿を消しており、ジョコビッチの敗退で優勝争いは読めない状況になっている。
直近18回のイタリア国際のうち16回は、ジョコビッチとラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)のいずれかが優勝しており、二人とも同大会の決勝にいないのは2004年以来となる。(c)AFP