【5月18日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は17日、今週末に予定されていた今季第6戦のエミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2023)について、開催地のイタリア北部エミリアロマーニャ(Emilia Romagna)州で発生している激しい洪水を受け、中止を決めたと発表した。

 エミリアロマーニャ地方を襲った豪雨による洪水では、これまでに5人が死亡している。

 GP会場のイモーラ・サーキット(Imola Circuit)に接するサンテルノ川(Santerno River)は氾濫し、主催者は同日、記者やチームスタッフにサーキットに近づかないよう呼びかけていた。

 F1は上層部での協議の末、「安全な大会の開催は不可能」と判断したと説明。「地域の町や都市が直面している状況を考慮すれば、これが正しい責任のある対応だ」とし、「この困難な時期に地元当局や救急隊にさらなる負担をかけることは適切ではない」と強調した。(c)AFP