中国初の150メガワット級衝動式大型水タービンのランナが完成
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【5月17日 CGTN Japanese】中国初の150メガワット級衝動式大型水タービンのランナが16日、中国南西部の四川省(Sichuan)徳陽市(Deyang)で完成しました。これは中国における衝動式水タービンのコア部品が「無から有へ」を実現した重要な成果です。今回製造されたランナは重さ約20トン、最大直径約4メートルで、四川省雅安市(Ya'an)にある水力発電所で使用され、6月初めに稼働する予定です。
衝動式水タービンは特殊な導水設備を利用し、圧力パイプからの水をランナに流して回転させることにより発電機のローターを動かして発電する設備で、落差が大きく流量が少ない水力発電所に多く使われています。
この設備の製造過程で、エンジニアは3Dプリント技術を応用しました。3台のロボットが40日余りをかけて共同作業を行い、2.7トンの金属積層造形を完成しました。同時に、製造過程においてデジタル化技術を十分に融合させ、遠隔操作とロボット数台の無人作業を実現しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News