【5月17日 AFP】ウクライナは17日、ジョージアがロシア行き直行便の再開を許可したことを非難した。

 ウクライナ外務省のオレグ・ニコレンコ(Oleg Nikolenko)報道官はソーシャルメディアで、「世界がこの戦争を止めようとロシアの孤立化を図っているにもかかわらず、ジョージアはロシアからの航空便を受け入れ、モスクワ行きの便を運航しようとしている」と批判した。

 さらに、2008年のロシアによるジョージアへの軍事介入後、ロシアが「独立」を承認した親ロシア派地域の南オセチア(South Ossetia)とアブハジア(Abkhazia)に言及し、ロシアは今なおジョージア領の20%を「とがめられることなく」占領していると指摘。航空便再開についても「ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)はさぞかし喜ぶだろう」と皮肉った。

 ジョージアで2019年に反ロシア集会が開かれたのを受け、ロシアはジョージアとの直行便を停止していたが、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は先週、これを解除。また、ジョージア市民を対象に、90日以内の短期滞在の場合はビザを免除する措置も導入した。

 ロシアの航空会社は19日からジョージアの首都トビリシ行きの直行便を、ジョージアン・エアウェイズ(Georgian Airways)は20日からモスクワ行きの便を再開する予定。(c)AFP