【5月16日 CGTN Japanese】中国の各通関地では15日午前0時、出入国を利便化するファストトラックが全面的に再投入されました。

 ファストトラックを利用できるのは、中華人民共和国のパスポートおよび香港・マカオ往来通行証、台湾往来通行証、香港・マカオ住民の中国本土往来通行証、台湾住民の中国大陸往来通行証(5年間有効)を所持する人、1年間複数回出入国できる通行証を所持する中国公民、外国のパスパート及び外国人用の中国永久居留証を所持する人、外国の電子パスポートと6カ月以上の中国での外国人居留許可を所持する外国人、定期航空国際線で勤務する中国国籍の乗組員、定期航空国際線で勤務するビザなしで入国できるまたは1年以上の乗務・就職ビザまたは居留証明書を所持する外国籍の乗組員です。

 北京市内の出入国場所では現在、計113本のファストトラックが設けられています。うち首都国際空港第2ターミナルでは29本、第3ターミナルは38本、大興国際空港は46本です。

 15日午前0時過ぎ、中国東部江蘇省(Jiangsu)の南京禄口国際空港にはタイのドンムアン空港からの乗客104人を乗せた吉祥航空HO1638便が到着しました。南京出入国検査所では出入国ファストトラック20本をすべて投入して対応しました。

 中国南部広東省(Guangdong)の広州白雲出入国検査所では15日午前0時のファストトラック再開から1時間足らずで、400人近くの旅客がファストトラックを利用して通関しました。入国者は250人近くで、出国者は140人を超えました。広州白雲国際空港では第2ターミナル出入国ロビーにある50本のファストトラックがすべて再開されました。

 また、中国東部山東省(Shandong)の青島膠東国際空港では15日午前0時ごろ、タイのバンコクと韓国の仁川からの2便に搭乗した旅客計238人が到着しました。空港の出入国検査所に設置された19本の入国ファストトラックがすべて使用され、旅客はスムーズに通関しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News