中国初のメタノール水素ステーション稼働開始
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【2月19日 CGTN Japanese】中国国有石油大手の中国石油化工集団(シノペック)は15日、中国初のメタノール製水素製造供給ステーションが稼働を開始したと発表しました。同ステーションは1日あたり1000キロの高純度(99.999%)水素を生産でき、従来の水素ステーションに比べて20%以上のコスト削減を実現できるとのことです。
中国は世界最大のメタノール生産国であり、世界のメタノール生産能力の60%を占めています。工業用水素製造など他の製造方法に比べ、メタノールによる水素製造はエネルギー消耗が小さく、コストも低いです。北東部の大連市(Dalian)に設置された中国初のメタノール製水素製造供給ステーションは、ステーション内での水素製造により、貯蔵に対するニーズが低減したことなどから、水素使用コストの大幅な削減につながりました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News