【5月13日 AFP】世界バドミントン連盟(BWF)は12日、サーブを打つ前にシャトルに回転をかける新しい「スピンサーブ」について、5月29日まで暫定的に禁止すると発表した。

 3月に行われたポーランド・オープン(Polish Open 2023)で初めて登場した新しいスピンサーブについて、BWFは競技に「悪影響」を及ぼす可能性があると指摘し、違反した場合はフォールトとすると説明した。

 BWFのポールエリク・ホイヤーラーセン(Poul-Erik Hoyer-Larsen)会長は、競技コミュニティーからの意見を受けての措置だと明かし、選手の試みは歓迎するとしつつ、同サーブは「競技に混乱を生む」可能性があると話した。

 マレーシアバドミントン協会(BAM)のケニー・ゴウ(Kenny Goh)事務局長は、AFPの取材で、新しいスピンサーブは「不規則な軌道」を生み出し返球しづらくなるとの認識を示し、競技を「殺す」恐れがあると指摘した。(c)AFP