【5月10日 AFP】日本ラグビー協会(JRFU)とニュージーランドラグビー協会(NZR)は10日、アジア太平洋地域全体のラグビー競技の発展を目指す覚書を締結し、2024年から2027年までの間、両国代表が定期的に試合を開催することが決まった。両協会によると、試合は日本で行われ、商業的な機会も探っていくという。

 覚書によれば、ニュージーランドを拠点とするスーパーラグビー(Super Rugby)のチームが、シーズン外に日本のクラブチームと対戦したり、両国の女子代表やセブンスチームがより頻繁に対戦したりできるよう検討されるという。

 NZRのマーク・ロビンソン(Mark Robinson)最高経営責任者(CEO)は発表文の中で「日本ラグビーとの覚書締結をうれしく思います」とし、「長期的には、男子と女子の大会がどのように連携できるかも検討する予定です」と述べた。

 この契約により日本代表チームは、ニュージーランド代表に加え、マオリ・オールブラックス(Maori All Blacks)や2軍のチームにあたるオールブラックス・フィフティーン(All Blacks XV)と定期的に対戦する予定となっている。

 日本は2015年のイングランド大会(Rugby World Cup 2015)で南アフリカから衝撃の勝利を挙げながらも決勝トーナメント進出を逃したが、2019年の日本大会(Rugby World Cup 2019)では開催国として8強入りを果たすなど、過去2大会のW杯では好成績を収めている。

 両国は1995年以降5度テストマッチを行っており、昨年10月の直近の対決では日本が31-38で敗れている。(c)AFP