【10月30日 AFP】29日に行われたラグビーテストマッチで、ニュージーランドに惜しくも敗れた日本のジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)が、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)はもはや対戦相手が恐れるチームではないとコメントした。

 過去オールブラックスに一度も勝ったことがない日本は、31-38で惜敗したが、気持ちの入ったプレーで4トライを決め、残り数分の段階までわずか4点差で食い下がっていた。ジョセフHCも、日本は勝てるという「自信をみなぎらせて」試合に臨んだと明かした。

 一方のオールブラックスにとって今年は難しい一年で、アイルランドにホームで連敗すると、南アフリカには敵地で大敗。さらにアルゼンチンにはホーム初黒星を喫した。

 1990年代前半にニュージーランド代表に選出され、20試合に出場しているジョセフHCは「みんながオールブラックスのことを考えているし、実際、それが彼らのよろいの一部になっている」とコメント。

 その上で「オールブラックスでプレーした中で、25年前によく話していたのが、誰もがわれわれを少し恐れているということだった」と振り返りつつ、「おそらく今はもう、そうではない。確かなことは言えないが」と話した。(c)AFP