AIに戦々恐々、米脚本家がスト 雇用喪失を懸念
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■乱用防ぐ「ガードレール」を
2007〜08年に行われたハリウッドのストでは、脚本家側は、自らの作品のオンライン鑑賞に対する報酬を受け取る権利を勝ち取った。当時は映像配信の黎明(れいめい)期で、先見の明があったと言える。
当時、ネットフリックスがオンライン配信を始めたばかりだった。ウォルト・ディズニー(The Walt Disney Company)の公式動画配信サービス「ディズニープラス(Disney+)」といったサービスが始まるのは、それから10年以上後のことだ。
SF作家のベン・リプリー(Ben Ripley)氏も、現時点で法整備し、「(AIの乱用を防ぐための)ガードレールを設置する」ことが急務と訴える。
AIには脚本執筆は無理と考えるリプリー氏は、「(脚本家には)独創性が必要だ。AIはその対極にある」と話した。(c)AFP/Andrew MARSZAL