【5月9日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは8日、第35節の試合が行われ、エバートン(Everton)が5-1でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に大勝し、降格圏から脱出した。

 アブドゥラエ・ドゥクレ(Abdoulaye Doucoure)とドワイト・マクニール(Dwight McNeil)が2ゴールずつを挙げ、8試合ぶりの勝利を飾ったエバートンは、降格圏に2ポイント差の17位に浮上した。

 一方、クラブ史上初の欧州大会出場権獲得を目指すブライトンだが、過密日程がたたったのか、昨年10月から敵地での勝利がなかったエバートンに惨敗を喫した。順位は7位のままで6位トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)との勝ち点2差を維持。2試合消化が少ないものの、トップ4入りは厳しくなっている。

 ノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)は残留を争うサウサンプトン(Southampton FC)との直接対決を4-3で制し、こちらも残留圏内に浮上。一方でレスター・シティ(Leicester City)は3-5でフラム(Fulham)に屈し、降格の危機に瀕している。

 15-16シーズンにリーグ優勝を果たし、20-21シーズンにはFAカップ(FA Cup 2020-21)優勝を遂げたレスターだが、降格が目前となっている。

 エバートンとフォレストの勝利により降格圏に転落したチームは、今季残り3試合で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場権を目指すリバプール(Liverpool FC)やニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)、シーズン最終戦にはウェストハム(West Ham)と厳しい相手が待ち受けている。

 フォレストは合計7点の奪い合いを制して降格圏に3ポイント差をつけるとともに、サウサンプトンの命運を事実上決めた。残り3試合でサウサンプトンは残留圏に8ポイント差をつけられている。(c)AFP