【5月8日 AFP】22-23フランス・リーグ1は7日、第34節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は3-1でトロワ(Troyes AC)を下し、最多11回目のリーグ優勝へ軌道修正に成功した。

 前節ホームでロリアンに敗れた後には、PSGのクラブハウスや、負傷離脱中のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の自宅のそばで、怒ったファンが抗議を行った。さらにはリオネル・メッシ(Lionel Messi)がクラブに無断でサウジアラビアへ渡航して活動停止処分を受け、クラブの危機は深まっているように見えた。

 それでもこの日はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が7分、得点ランクトップに並ぶ今季リーグ24点目を頭で決めて先制し、ビティーニャ(Vitor Machado Ferreira 'Vitinha')が58分に2点目を奪取して勝利に近づいた。

 その後に油断したのか、相手のザビエル・シャバララン(Xavier Chavalerin)にゴールを許して1点を返されたが、3点目を目指して攻勢をかけると、エムバペのシュートが防がれたこぼれ球をファビアン・ルイス(Fabian Ruiz)が拾い、カーブをかけたシュートを決めて勝ち点3を確実にした。

 残留争い中のトロワに快勝したPSGは、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)が今節ランス(RC Lens)に1-2で敗れたことと合わせて、2位に浮上したランスとの勝ち点差を6とした。

 クリストフ・ガルティエ(Christophe Galtier)監督は、「われわれは試合を支配して安定感を持たなくてはならないし、きょうはそれにかなり近い内容に見えた。大きな1勝だ」とコメント。メッシの活動停止については言及せず、「チーム内の事柄だ」とだけ話した。(c)AFP/Peter BERLIN