【5月8日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)は7日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は6-4、3-6、6-3でヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に勝利し、連覇を達成した。

 アルカラスはキャリア通算10勝目を挙げ、次週のイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2023)で1試合プレーすれば、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)から世界ランキング1位を奪還できる。

 この日は世界65位のラッキールーザーであるシュトルフに対してベストの状態ではなく、難しい試合を強いられたが、今季4勝目を挙げて全仏オープン(French Open 2023)へ向けた準備を続けている。20歳でのマスターズ1000(ATP Masters 1000)連覇は、2006年のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)以降では最年少となった。

 アルカラスは「きょうは楽しめた部分もあったが、苦しんだ部分もあった。それでも、こういったこととも付き合っていかなくてはならない」と話し、「緊張が影響していて難しかったが、きょうは苦しむよりも楽しめたと思う」と続けた。(c)AFP