【5月7日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)は6日、女子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)が6-3、3-6、6-3で世界ランキング1位で第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を破り、2021年以来となる2度目の大会制覇を果たした。

 クレーで行われたシフィオンテク戦は過去3戦全敗で1セットも取れていなかったが、この日は攻撃的なテニスで世界ランク1、2位同士の一戦を制して初勝利を挙げた。

 試合後には「信じられない。彼女と対戦して勝利できて本当にうれしいし、見ている人にとっても、ものすごくつまらない試合にはならなかったはず」と喜び、「クレーでのプレーは普通より時間があってとても楽しい。(球足が)あまり速くないから、武器であるパワフルなショットを打っていける。ラリーも長くなって、単発の打ち合いにならない」と話した。

 一方、全仏オープン(French Open 2023)連覇を目指すシフィオンテクは、優勝した前週のポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2023)決勝のリベンジを許し、連勝も9で止まった。

 全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2023)覇者のサバレンカは、これがキャリア通算13勝目で、クレーでは2勝目。「クレーでのイガを相手にした優勝は格別にうれしい。彼女との試合はいつもタフ」と付け加えた。(c)AFP