【5月6日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2022)で連覇を目指すアル・ヒラル(Al Hilal、サウジアラビア)のラモン・ディアス(Ramon Diaz)監督は5日、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)との決勝第2戦を翌日に控え、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ(Lionel Messi)の移籍話でチームが惑わされることはないと強調した。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)でプレーするメッシは、クラブに無断でサウジアラビアへ渡航して活動停止処分を受けている中で、アル・ヒラルへの移籍が取り沙汰されている。

 ディアス監督は、クラブがメッシに巨額の契約オファーを出したされる報道へのコメントを拒否。チームは最多5回目のアジア制覇しか考えておらず「今は試合に集中している」とし、「決勝が控えている。その後に事の成り行きが分かるだろう」と述べた。アル・ヒラルと浦和は前週の第1戦を1-1で引き分け、6日の第2戦は埼玉スタジアム2002(Saitama Stadium 2002)で行われる。

 メッシとPSGの契約は今季で満了を迎えることになっており、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)など複数のクラブが獲得に乗り出しているとの報道が出ている。

 サウジアラビア1部リーグでは昨年12月、アル・ヒラルのライバルであるアル・ナスル(Al Nassr)が、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)と2025年6月までの契約を交わして世界的に大きな話題を呼んだ。(c)AFP/Andrew MCKIRDY