【5月5日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2023)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が6-7(5-7)、7-5、3-6でラッキールーザーのヤン・レナード・シュトルフ(Jan-Lennard Struff、ドイツ)に敗れる波乱が起きた。

 ラッキールーザーがマスターズ1000(ATP Masters 1000)でベスト4入りを果たすのは、2004年トロント大会のトーマス・ヨハンソン(Thomas Johansson、スウェーデン)と2016年ローマ大会のリュカ・プイユ(Lucas Pouille、フランス)に続き、シュトルフが史上3人目となった。

 世界ランキング65位のシュトルフは試合後、「信じられない。本当にすごくハードな戦いだった。試合前から自分のベストのパフォーマンスをする必要があると分かっていた」とコメント。5日の準決勝では、皮肉にも予選で苦杯をなめさせられた予選勝者のアスラン・カラツェフ(Aslan Karatsev)と激突する。

 世界121位のカラツェフは、中国の張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)を7-6(7-3)、6-4で退け、4強入りを果たした。

 カラツェフは2021年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)で準決勝進出を成し遂げた実績はあるものの、マスターズ1000でのベスト4入りはこれまで一度もなかった。(c)AFP