【5月2日 AFP】(更新)米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は1日の記者会見で、ウクライナ東部バフムート(Bakhmut)を中心としたドンバス(Donbas)地方で、昨年12月以降の5か月間に死亡したロシア側の戦闘員は2万人以上、負傷者は8万人に上るとの推計を明らかにした。

 カービー氏は、推計は新たに機密解除された情報に基づくものだと説明。死者の半数は、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)の戦闘員だとしている。

 カービー氏は、バフムートなどドンバス地方でのロシア側の攻勢は「失敗した」と指摘。「ロシアは戦略上重要な地域を一切掌握できていない」と述べた。(c)AFP