【5月1日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは30日、第34節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が今季公式戦50点目を挙げるなどし、フラム(Fulham)に2-1で勝利して首位の座を奪還した。

 ここ6シーズンで5度目のリーグ制覇を目指す昨季王者のシティは、フリアン・アルバレス(Julian Alvarez)が倒されて得たPKをハーランドが決め、3分で先制に成功した。これで今季リーグ戦34ゴール目を挙げたハーランドは、42試合制時代にアンディ・コール(Andy Cole)とアラン・シアラー(Alan Shearer)が記録したリーグ最多得点記録に肩を並べた。

 15分にカルロス・ビニシウス(Carlos Vinicius)の同点弾を許したシティだったが、36分にアルバレスが決勝点を決めた。

 シティは消化試合数が一つ少ない中で、今季長らくトップの座についていたアーセナル(Arsenal)から首位の座を奪い、勝ち点差1をつけている。

 一方、ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はそれぞれ勝利し、4位以内確保に向けて前進した。

 3位のニューカッスルは途中出場のカラム・ウィルソン(Callum Wilson)が2ゴールを挙げ、サウサンプトン(Southampton FC)から3-1の逆転勝利を収めた。

 ミッドウイークのエバートン(Everton)戦で2点を挙げながらも先発を外れていたウィルソンだったが、先制を許して迎えた後半から投入されると同点ゴールを挙げた。その後セオ・ウォルコット(Theo Walcott)のオウンゴールでチームが逆転する中、ウィルソンはさらに得点を重ねた。

 マンチェスター・ユナイテッドは好調アストン・ビラ(Aston Villa)と対戦し、前半にブルーノ・ミゲル・フェルナンデス(Bruno Miguel Fernandes)が挙げた得点を守り抜いて1-0で勝利した。この結果ニューカッスルは4位マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点2差を維持している。

 リバプール(Liverpool FC)は4-3でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのスリリングな一戦を制した。

 リバプールは開始15分で3点をリードしたが、正指揮官不在のトッテナムはそこから巻き返し、93分にはリシャルリソン(Richarlison)がまさかの同点ゴールを決めた。

 劇的な形で勝ち点1をつかんだかに思われたトッテナムだったが、リバプールは直後にジオゴ・ジョタ(Diogo Jota)が決勝点を挙げた。リバプールは5位に浮上したものの、1試合消化が多い中でマンチェスター・ユナイテッドに勝ち点7差をつけられている。(c)AFP