【4月30日 AFP】22-23NBAは29日、ウエスタンカンファレンスのプレーオフ準決勝(7回戦制)が開幕し、第1シードのデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)が125-107で第4シードのフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)を下し、ホームで初戦を制した。

 ナゲッツはジャマール・マレー(Jamal Murray)が34得点でチームをけん引し、レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)を2回獲得しているニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)は24得点19リバウンドをマーク。6人が2桁得点を挙げて爆発力を秘めたサンズに快勝した。3ポイントシュートの成功数で16対7と圧倒し、リバウンド数でも49対38と上回った。

 マレーは2021年4月に左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、ここ2シーズンのプレーオフを欠場していたが、この日はチームのカンファレンス決勝進出に貢献した2020年のプレーオフに近い輝きを放った。

 マレーは「1年の一番重要な時期にプレーし、インパクトを残せてうれしい」とコメント。チームが見せた圧巻の内容に驚いている人に対して「僕らならやれると分かっていた」とメッセージを送り、「自分たちの力に自信を持っている。今のプレーを続けて、みんなが間違っていることをこれからも証明し、1試合ずつ取り組んでいきたい」と話した。

 サンズはファイナル制覇を2回経験しているケビン・デュラント(Kevin Durant)がチーム最多の29得点を挙げ、デビン・ブッカー(Devin Booker)も27点を稼いだが、後半は点差を1桁に詰めることができなかった。最後の5分は白旗を揚げ、主力をベンチへ下げた。

 第2戦は同じくナゲッツのホームで5月1日に行われる。ナゲッツは今季ホームでここまで38勝7敗と圧倒的な戦績を誇っている。(c)AFP