【4月26日 AFP】22-23NBAは25日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、ウエスタンカンファレンス第1シードのデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)と第4シードのフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)は、両者が激突するカンファレンス準決勝へ駒を進めた。

 ナゲッツは112-109で第8シードのミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)を下し、4勝1敗で勝ち上がりを決めた。第1クオーター序盤に一時15点差をつけられたナゲッツは、その後徐々に巻き返して苦しみながらも勝利を飾った。

 ナゲッツはジャマール・マレー(Jamal Murray)がチーム最多の35得点を挙げると、昨季最優秀選手(MVP)のニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が28得点17リバウンド12アシストを記録し、今シリーズ2度目のトリプルダブルを達成した。

 ウルブズは終了間際にアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)が同点の3ポイントシュートを狙ったものの、これが外れてシーズン終了を迎えた。

 一方のサンズは136-130で第5シードのロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)を退け、こちらも4勝1敗でシリーズ突破を果たした。

 ポール・ジョージ(Paul George)やカワイ・レナード(Kawhi Leonard)を欠きながらも、後半開始直後にリードを10点に広げたクリッパーズだったが、サンズはデビン・ブッカー(Devin Booker)が25得点を挙げるなど第3クオーターだけで50点を記録して逆転した。

 その後は粘るクリッパーズに試合時間残り約2分で2点差にまで追い上げられたものの、ケビン・デュラント(Kevin Durant)がレイアップとフリースロー2本を決め、サンズは勝利を確実にした。ブッカーは47得点、デュラントは31得点を記録した。

 一方、イースタンカンファレンスでは第7シードのアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)が119-117で第2シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)を下し、戦績を2勝3敗として踏みとどまった。

 セルティックスは後半主導権を握り、第4クオーター中盤までは13点のリードを奪っていた。しかし、ホークスは終盤に驚異の追い上げを見せてセルティックスのリードを削り、トレイ・ヤング(Trae Young)が立て続けに3ポイントシュートを沈めて111-111に追いつくと、さらにヤングが3本のフリースローを決めて114-113と逆転に成功した。

 その後両チーム得点を重ねる中、ヤングがファウルを犯して得たフリースローをデリック・ホワイト(Derrick White)が2本沈めてセルティックが再逆転に成功したが、直後にヤングが自ら持ち上がって3ポイントシュートを決め、勝利をもぎ取った。(c)AFP