【4月29日 AFP】ラグビー南アフリカ代表主将のシヤ・コリシ(Siya Kolisi)が28日、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)の開幕を4か月後に控える中で、負傷した膝の手術を受けた。情報筋がAFPの取材で明らかにした。

 コリシは前週末、母国で行われたユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ(URC)の試合の前半に負傷退場し、9月8日から始まるW杯に出場できない可能性が浮上した。

 公式の広報担当者ではないため匿名を条件とした情報筋によると、コリシは複数の専門家に相談した上で、この日ケープタウンで手術に踏み切った。妻のレイチェルさんも、コリシが部分断裂している膝の前十字靱帯(じんたい)にメスを入れたことをツイッター(Twitter)で公表した。

 手術を受けた場合は最長9か月間の離脱になる可能性があるとされており、そうなればW杯の出場は不可能となる。

 しかしながら別の情報筋は、連覇が懸かるW杯までに回復が間に合う「望み」もあるとの見解を示し、「手術後には良い話も悪い話もどちらも多く目にすることになるだろうが、回復までにどれほどかかるのか、現時点では誰も分からないというのが本当のところだ」と話している。(c)AFP