角田裕毅、予選8番手の躍進 アゼルバイジャンGP
このニュースをシェア
【4月29日 AFP】23F1第4戦アゼルバイジャンGP(Azerbaijan Grand Prix 2023)は28日、予選が行われ、アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)が8番手に入る躍進を見せた。
フリー走行ではスピンして右のリアタイヤがパンクしてしまったが、今季の予選でチーム最高の結果を出し、決勝では4列目からスタートすることになった。これまでの自己最高成績は2021年シーズンの最終第22戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2021)で記録した4位となっている。
角田は、オーバーテークしやすい長いストレートとタイトで狭いセクターが混在するバクー市街地サーキット(Baku City Circuit)について、今季ここまで走った他のコースよりもアルファタウリのマシンに適していると考えつつ、「とはいえ、ポイントを稼ぐのは難しいだろう。だけど、ここでは何でも起こり得る。スプリントレースのフォーマットが新しくなったからなおさらだ」と語った。
先日にはチーム代表のフランツ・トスト(Franz Tost)氏が今季限りで退任することが決定した。予選前日には、発表の約5日前に一緒にランチをしたときには何も知らされず、「驚いた」と明かしていた角田。この日の予選後は、恩師であるトスト氏が寄せてくれた信頼に応えるため、29日のスプリントと30日の決勝で結果を残したいと意欲を示した。
「この3年間、自分のスピードを信頼してくれたことに感謝している。彼はいつも自分の隣でサポートしてくれた。だから、これからのレースでは彼に報いたい」 (c)AFP