【4月27日 AFP】22-23スペイン1部リーグは26日、第31節の試合が行われ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)は1-2でラージョ・バジェカノ(Rayo Vallecano)に敗れた。

 前日、2位レアル・マドリード(Real Madrid)はジローナ(Girona FC)に敗れ、連覇への希望が事実上絶たれていたものの、バルセロナも完敗を喫して同じ轍(てつ)を踏んだ。今季7試合を残して、バルセロナとレアルの勝ち点差は11のままとなっている。

 シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督率いるバルセロナは、前節3位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に辛勝したものの、直近のリーグ戦4試合ではその1勝にとどまっており、18-19シーズン以来となるタイトル獲得へ足踏みが続いている。

 ラージョは19分にアルバロ・ガルシア(Alvaro Garcia Rivera)が先制点を決めると、53分にはフラン・ガルシア(Fran Garcia)が追加点を決めた。

 バルセロナはリーグ得点王のロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が4試合ぶりの得点を挙げて1点を返したが、ラージョは踏みとどまり、ここ11試合で2度目となる白星をつかんだ。また、ラージョのアンドニ・イラオラ(Andoni Iraola)監督は、バルセロナとの直近4度目の対戦で3度目の勝利を挙げている。

 一方、アトレティコは3-1でマジョルカ(RCD Mallorca)を下してクラブ創設120周年を華々しく祝い、レアルとの勝ち点差を2に縮めた。

 創設時のユニホームを基調とした青と白の特別なユニホームで試合に臨んだアトレティコは、マティヤ・ナスタシッチ(Matija Nastasic)に先制点を奪われ、祝杯ムードに水を差された。

 それでもアトレティコは、前半にロドリゴ・デ・パウル(Rodrigo de Paul)のゴールで追いつくと、後半にはアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)とヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)もゴールを挙げて逆転勝利を飾った。アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)は2アシストの活躍を見せた。(c)AFP/Rik Sharma