【4月24日 AFP】自転車ロードレース、リエージュ~バストーニュ~リエージュ(Liege-Bastogne-Liege 2023)は23日、ベルギーのリエージュ(Liege)からリエージュまでの258.5キロメートルで行われ、スーダル・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)が連覇を達成。一方でUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)は序盤に落車して手首を骨折した。

 UCIロード世界選手権(2022 UCI Road World Championships)王者のエベネプールは、残り30キロでイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のトム・ピッドコック(Tom Pidcock、英国)に協力体制を拒否されると、単独で抜け出し、そのまま後続を引き離して6時間15分49秒でフィニッシュ。昨年と同じような形で、母国ファンの熱心な声援を受けながら連覇を果たした。

 ピッドコックが1分6秒差の2位に入り、バーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のサンティアゴ・ブイトラゴ(Santiago Buitrago、コロンビア)をスプリント勝負で3位に抑えた。

 転倒したポガチャルは病院へ運び込まれ、その後チームから手術の成功が発表された。しかしファンは、エベネプールとポガチャルのまたとない一騎打ちを楽しむ機会を奪われた。(c)AFP