【4月23日 CGTN Japanese】中国が自主開発したリージョナルジェット機ARJ21が18日、インドネシアの首都ジャカルタから観光地として有名なバリ島への路線に初めて就航し、本格的な商業運用が始まりました。

 現地時間18日、コード番号8B5112のトランスヌサ航空(TransNusa)のARJ21機がジャカルタを離陸し、2時間後バリ島のングラ・ライ国際空港に無事着陸して、インドネシアでの初就航を果たしました。

 ARJ21機は中国商飛社(COMAC)が開発した中短距離リージョナルジェット旅客機で、航続距離は2225キロから3700キロです。高温性能に優れ、横風耐性を備えているため、島が多く、ローカル線需要が大きいインドネシアのニーズによく見合っています。現在までに累計100機余りが引き渡し済みで、300以上の路線に就航して100以上の都市を結んでいます。安全運航時間は20万時間を超え、利用客は延べ750万人に達しています。

 インドネシアのトランスヌサ航空が導入したARJ21機は全席エコノミークラス仕様で、95席を備えており、安全性と信頼性に優れ、経済的で環境にも優しい機種であり、東南アジア諸国連合(ASEAN)域内の地理と気候条件に非常に適していると共に、ポストコロナ時代のASEAN市場の100席級リージョナルジェット旅客機の空白を埋めるものでもあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News