3体から成るT・レックスの骨格標本、8.2億円で落札 スイス
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【4月19日 AFP】スイスで18日、3体のティラノサウルス・レックス(T・レックス、Tyrannosaurus rex)の骨で構成された標本「トリニティ(Trinity)」が競売に掛けられ、550万スイス・フラン(約8億2300万円)で落札された。
トリニティはその名の通り、2008~13年に米モンタナ州とワイオミング州で発見された推定6500万~6700万年前の3体の恐竜の骨でできている。体高約3.9メートル、全長11.6メートル。
チューリヒの「コラー(Koller)」で競売に掛けられた。出品者は米国の個人で、落札予想価格は500万~800万スイス・フラン(約7億4800万~11億9700万円)とされていた。
落札者は欧州在住の個人収集家。競売を担当したシリル・コラー氏によると、Tレックスの骨格標本が競売で落札されたのは3例目、欧州では初めてとなる。(c)AFP