【4月19日 AFP】国際自動車連盟(FIA)は18日、23F1第3戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2023)決勝で、カルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)に科されたペナルティーの見直しを求めるフェラーリ(Ferrari)の申し立てを、大会スチュワードが却下したことを発表した。

 サインツは終盤にアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)と接触して5秒ペナルティーを科され、4番手でフィニッシュしながら12位に降格となった。一方のアロンソは、サインツに接触されてスピンしたが、最終的にはセーフティーカー先導の下、中断前の順番でオーバーテーク禁止のラスト1周が実施されたため、3位に入った。

 サインツは、太陽の光が目に入ったのが、自身の過ちと考えるべきではない理由だと主張していた。しかし、この日再招集されたスチュワードは、フェラーリから十分な新証拠は提出されなかったと話し、サインツに「衝突の完全な責任」があると結論づけた。

 フェラーリは今季ここまで苦戦が続き、コンストラクターズ選手権では4位で、トップのレッドブル(Red Bull)とはすでに97ポイント差がついている。(c)AFP