中国の旅行トレンドは「短・近・週末」 都市間の周遊旅行には優遇も
このニュースをシェア
【4月18日 CNS】中国では春節(旧正月、Lunar New Year、今年は1月22日)後の時期、国内旅行のオフシーズンだ。しかし複数の旅行予約プラットフォームによると、今年は週末旅行の人気が高まっている。
過去3年間、コロナの影響によって、中国の旅行は短期、近距離、週末が新しいトレンドになった。昨年末に中国政府が厳格な感染防止策を緩和したことで、観光消費は急速に回復し、春節期間中の国内観光客数は3億人以上に達した。さらに、春節後の観光オフシーズン中にも、多くの人気エリアで週末の観光客数が大幅に増加した。
今年2月、広東省(Guangdong)の長隆(Chimelong)リゾートの一部で週末の収益が前年比でほぼ3倍になった。有名な観光都市である湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)も春節後も週末は観光客でにぎわい、地下鉄の利用者数が何度も記録を更新した。
便利な交通網は観光客の移動時間を大幅に短縮し、行動範囲を拡大させる。上海とその周辺の大都市圏を抱える長江デルタで春の行楽シーズンの鉄道特別ダイヤがコロナ後初めて復活した。現在、上海から600キロ近く離れた徐州市(Xuzhou)までに2時間ちょっとで到着できるようになっている。
中国メディアによると、「春の行楽列車」の再開によって、観光客の旅行意欲が大幅に高まり、浙江省(Zhejiang)南西部や江蘇省(Jiangsu)北部などあまり人気のなかった観光地にまで大勢の観光客が訪れ、観光消費の拡大が期待されている。一部の業界関係者は、旅客の移動範囲は高速鉄道で3時間以内の短距離から中距離の路線に集中していると述べている。
「春の行楽列車」に加えて、最近、中国の多くの都市が週末の都市間周遊旅行を企画している。陝西省(Shaanxi)延安市(Yanan)と山西省(Shanxi)臨汾市(Linfen)は今年3月から観光優遇政策を打ち出し、週末には都市間周遊バスを無料で利用できるようにしている。上海と福建省(Fujian)三明市(Sanming)は、「上海三明ウイークエンドツアー」プロジェクトを開始し、多くの上海市民が週末に三明市を訪れるよう促している。
また、長江の中流域と下流域に位置する武漢市(Wuhan)、長沙市、合肥市(Hefei)、南昌市(Nanchang)も周遊プロジェクトを開発し、4都市の「週末旅行」商品を売り出している。
観光業界のアナリストは、地方都市による優遇政策が継続的に出ていることから、週末周遊旅行は中国の新たな人気観光商品になると予想している。(c)CNS/JCM/AFPBB News