【4月16日 AFP】米ニューメキシコ州でこのほど、警察が通報元の住所を勘違いし、在宅していた無関係の住人を射殺する事件があった。

 事件が起きたのは今月5日。同州のファーミントン(Farmington)警察署が「バレービューアベニュー5308番地」からドメスティックバイオレンス(DV)の緊急通報「911番通報」を受け、署員3人が出動。

 しかし、署が14日になって公開した、署員が身に着けていたボディーカメラの映像には、「5305」の番地表示が映っていた。

 署員はドアを数回ノックし、警察である旨伝えた。その場で本部に住所確認を要請したが、直後に男性がドアを開け銃を向けてきたため、発砲。この男性はロバート・ドットソンさんで、警察によると即死だった。

 約1分後にドットソンさんの妻が玄関に出てきた際にも、さらなる発砲が行われた。警察は、妻が発砲してきたと説明している。

 警察3人の名前は事件の捜査が進行中として明らかにされていない。間違った住所を訪れた理由も不明。(c)AFP