ルーネが激戦制しルブレフとの決勝へ モンテカルロ・マスターズ
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【4月16日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2023)は15日、シングルス準決勝が行われ、大会第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)は1-6、7-5、7-5の逆転で第7シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)との激戦に競り勝ち、決勝進出を決めた。
試合が雨の影響を受ける中、19歳のルーネは照明の下でシナーとの新星対決に勝利。第8シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を5-7、6-1、6-3で退けた第5シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)との決勝に駒を進めた。
昨年、決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破ってパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2022)を制し躍進のシーズンを飾ったルーネは、世界ランキングトップ10入りを果たして今季に入ると、この日も力を証明する勝利を挙げて急激な台頭を続けている。
ルーネは「本当に信じられない」と話し、「ヤニックは最初から何本もウイナーを打ち込んできて、それにここ数か月は好調だ」と振り返ると、「力を振り絞り、突破口を見つけないといけなかったが、それがうまくできた。こういう試合はプレーしていて楽しかった」と続けた。
ビッグサーバーのフリッツと対戦したルブレフは、こちらも1セットダウンからの逆転で2021年大会以来2回目となるモンテカルロ・マスターズの決勝進出を果たした。前回はステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に敗れて準優勝に終わっており、今回はそれを一つ上回る優勝を目指す。
フリッツ戦で4試合ぶりの勝利を挙げたルブレフは、「本当に厳しかった。特にきょうは相手がテイラーだ」と話し、「彼との対戦は、なんとかチャンスがあればと思っていたから精神的にタフだった。最初からいいプレーができて、ブレークの奪い合いになったが、勝ち目はあると思っていた」と明かした。
「最終的には二人で素晴らしい試合ができたし、勝ててうれしい」
ルブレフにとって、次は今季2度目の決勝で、1度目のドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2023)ではダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)に敗れている。(c)AFP