【4月14日 AFP】イングランド・プレミアリーグの試合中にリバプール(Liverpool FC)のDFアンドリュー・ロバートソン(Andrew Robertson)の顔に肘打ちをし、職務停止となっていたコンスタンティン・ハツィダキス(Constantine Hatzidakis)副審について、イングランドサッカー協会(FA)は13日、不適切な行為はなかったとして追加処分は行わないことを明らかにした。

 問題の場面があったのは9日に行われたリバプール対アーセナル(Arsenal)戦のハーフタイムに入った直後で、ロバートソンはハツィダキス氏に近づいて腕に手を伸ばした際に顎を肘で突かれた。これに猛抗議したロバートソンは、主審からイエローカードを与えられた。

 FAは、リバプールと英サッカーのプロ審判員協会(PGMOL)から提出された書類や、さまざまな角度からの動画を確認した上で判断を下したと説明した。

 晴れて審判を続けられることになったハツィダキス氏は、PGMOLを通じて「FAの調査に全面協力し、この問題に関してアンディ・ロバートソンとも直接的にオープンで前向きな話し合いを持った」と明かした。また、「アンディから腕を離した際、彼に接触する意図は決してなく、それについては謝罪した」とし、「試合の審判に戻ることを楽しみにしている」と語った。(c)AFP