7日午前、亭子橋崩壊事故現場で合同で現場鑑識をする警察科学捜査隊と国立科学捜査研究院などの関係者(c)news1
7日午前、亭子橋崩壊事故現場で合同で現場鑑識をする警察科学捜査隊と国立科学捜査研究院などの関係者(c)news1

【04月14日 KOREA WAVE】ソウル市が管理する橋梁688カ所のうち、昨年の段階で建設から30年以上たったものが282カ所(40.9%)に上ることが、韓国国土交通省の道路橋梁やトンネル現況情報システムのデータでわかった。建設から30年が過ぎた城南(ソンナム)市・亭子(チョンジャ)橋で2人が死傷する崩落事故が起きており、ソウル市など各地方自治体が緊急点検に乗り出すなど再発防止に躍起となっている。

ソウルにある30年以上の橋梁には、漢江(ハンガン)を横切る▽千戸(チョンホ)大橋▽盤浦(パンポ)大橋▽銅雀(トンジャク)大橋▽元暁(ウォノ)大橋――などが含まれている。

事故が発生した亭子橋は1993年に建設された。長さ110メートル、幅26メートルで、崩落した歩道部分は「カンチレバー型」で片方の端だけ固定され、もう片方の端は台座がない構造だった。

この事故で老朽化した橋梁への問題意識が高まり、ソウル市は亭子橋と類似したカンチレバー型の歩行橋10カ所余りを優先的に緊急点検することにした。

他の自治体も同様に安全診断・点検に乗り出した。釜山市も10日から1カ月間、橋梁460カ所に対して緊急安全点検を実施している。特に上水管など施設物が付着された橋梁などに対して重点的に調べる計画だ。

5日に起きた亭子橋崩壊事故で、京畿南部警察庁の捜査チームは7日、現場で鑑識作業を実施するとともに、城南市役所と盆唐区庁、橋梁点検関連会社5社などを家宅捜索している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News