【4月12日 Xinhua News】中国海南省海口市で開催中の第3回中国国際消費品博覧会で11日、今年の主賓国であるイタリアの国家館が開館した。147のブランドが出展し、出展面積は約1800平方メートル。出展ブランド数、面積ともに前回の2倍以上となっている。

 開館式では、イタリア外務・国際協力省のマリア・トリポーディ政務次官があいさつし、今年多数の企業が出展したことはイタリア企業が中国市場の利益を分け合ってきた成果だと指摘。各社とも超高品質の製品が市場の称賛と認知を得ることを期待していると語った。

 イタリアはこのほか、中国イタリア商会館も設置し、宝飾品やアパレル、メガネなどのアクセサリー、ジェラート製造機、スクーターなどを出展している。中国イタリア商会のパオロ・バッゾーニ会長は、イタリア企業にとって中国は非常に重要で価値のある市場だと説明。消費品博に参加することで、イタリアのブランドは中国市場に深く溶け込むチャンスが増え、企業はより多くの中国ビジネスを獲得することになると述べた。

 イタリアと中国は2019年3月、政府間の「一帯一路」建設の共同推進に関する了解覚書を締結。22年の両国間の貿易額は前年比5・4%増の778億8400万ドル(1ドル=約133円)に上った。(c)Xinhua News/AFPBB News