【4月11日 AFP】米東部バージニア州ニューポートニューズ(Newport News)の小学校で1月6日に起きた6歳の男子児童が女性教師を撃ち、重傷を負わせた事件で、検察は10日、男児の母親を育児放棄の重罪で起訴した。

 デジャ・テイラー(Deja Taylor)被告は、「装填(そうてん)済みの銃を軽率に放置し子どもを危険にさらした軽罪」でも大陪審によって起訴された。

 弁護人のジェームズ・エレンソン(James Ellenson)氏によると、被告は今週、出廷する予定。

 ハワード・グウィン(Howard Gwynn)主任検察官は、大々的に報じられた本件について捜査を進めており、事件が起きた小学校の安全対策について見直すため、幅広い調査権を持つ市民で構成される「特別大陪審」の招集を要請する方針を明らかにした。

 グウィン氏は「特別大陪審が法律に基づき刑事責任を負うべきと判断する人物が他にもいれば、起訴する」と述べた。同氏は先月、男児については刑事責任を問わないと発表した。

 警察によると、男児はトーラス(Taurus)社製の9ミリ拳銃をかばんから取り出し、アビゲイル・ズワーナー(Abigail Zwerner)さん(25)に発砲した。銃は母親が合法的に購入したものだった。ズワーナーさんは、手と胸を負傷し2週間入院した。(c)AFP