【4月15日 CGTN Japanese】中国教育部はこのほど、2022年までに全国の農村部の小・中・高校で、教員免許を取得した教師の76%が大学学部卒以上の学歴を持つに至ったことを明らかにしました。

 教育部に直属する北京師範大学、華東師範大学(上海市)、華中師範大学(武漢市)、東北師範大学(長春市)、陝西師範大学(西安市)、西南大学(重慶市)の6校は2022年までに、学費と寮費を免除して生活補助金を支給する公費師範学生14万人を中西部地域から受け入れました。それ以外の各地の師範大学も、地方における公費師範学生教育を実施しています。

 また、師範大学以外の大学の卒業生が農村部の小・中・高校の教師になった場合には学費の還付を受けることができます。金額は年6000元(約11万6000円)で、大学学部卒業生は4年間、高等専門学校卒業生は3年間にわたって還付金を受け取ることができます。

 大学を卒業して中西部地域の小・中・高校の教師になり、中央財政の拠出により給料を支給された人は、2006年から現在までで累計109万5000人に達しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News