【4月9日 AFP】22-23イングランド・プレミアリーグは8日、第30節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)がブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)戦で、アジア人選手として史上初となるプレミア通算100ゴールを達成した。

 孫は10分、カーブをかけた見事なシュートで記録を達成し、ゴールを亡くなった祖父にささげた。

 何度もベンチ落ちするなど個人的な不調が珍しく長く続いていたことに加え、最近祖父を亡くしたことにも対処しなくてはならかった孫にとっては、うれしい得点になった。

 孫は英BBCに対し、「これは僕が夢見ていたこと。チームメートの存在なくしては得られなかった素晴らしい成果だ。プレミアリーグの100得点はとてつもなく大きいこと。ここ数週間はつらいこともあって、かなり感情的になっていた。祖父が亡くなって大変だった。このゴールを彼に届けたい」と述べた。

 試合は34分、ソリー・マーチ(Solly March)のCKからルイス・ダンク(Lewis Dunk)が得点し、ブライトンが追いつく展開となった。

 後半に入ると、タッチライン際での言い争いでブライトンのロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)監督、そしてトッテナムのクリスティアン・ステッリーニ(Cristian Stellini)暫定監督が退場処分を受けたが、トッテナムは79分にハリー・ケイン(Harry Kane)が勝ち越し弾を決め、2-1で勝利した。(c)AFP