LIV組ケプカが暫定首位 2Rは悪天候で順延 マスターズ
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【4月8日 AFP】男子ゴルフのメジャー第1戦、第87回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2023)は7日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club、パー72)で2日目が行われ、LIVゴルフリーグ(LIV Golf League)組のブルックス・ケプカ(Brooks Koepka、米国)が通算12アンダーで単独の暫定首位に立った。
この日は強風で木が倒れるほどの悪天候に見舞われ、結局39選手が第2ラウンドを終えられずに残りのホールを8日に持ち越した中、メジャー通算4勝を誇るケプカは1イーグル、3バーディー、ノーボギーを記録。マスターズでは自己最少の「65」をマークした初日に続き、圧巻のショットメーキングを披露した。
前週フロリダ州オーランド(Orlando)で行われたLIVゴルフ第3戦を制しているケプカは、LIV組がゴルフ界最高のステージであるマスターズで優勝するという米ツアー(PGA Tour)が思い描く悪夢のシナリオを成し遂げる可能性がある。
2021年の全米オープン選手権(2021 US Open Championship)覇者であるジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)が、通算9アンダーで暫定2位につけた。
全米アマチュア王者のサム・ベネット(Sam Bennett)はこの日「68」で通算8アンダーの暫定3位に浮上。このまま最終組に入れば、アマチュア選手ではマスターズ史上65年ぶりの快挙となる。
一方、メジャー通算15勝を誇り、そのうちマスターズを5回制しているタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、11番ホールまで終えて現時点でのカットラインとなる通算2オーバーの暫定50位タイにつけている。これまでマスターズで予選落ちしたのはアマチュアだった1996年大会の1度だけで、翌年には記録ずくめのメジャー初制覇を果たした。
日本勢は松山英樹(Hideki Matsuyama)が通算3アンダーで暫定18位タイ、比嘉一貴(Kazuki Higa)は通算4オーバーで暫定56位タイにつけている。(c)AFP/Jim SLATER