【4月7日 AFP】仏パリにあるエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領行きつけの老舗レストランが6日、年金改革に反対するデモ隊により火を付けられた。

 モンパルナス(Montparnasse)地区にある「ラ・ロトンド(La Rotonde)」は、「ベル・エポック(Belle Epoque)」時代にピカソ(Pablo Picasso)ら多くの文化人のたまり場だった。マクロン氏もブリジット(Brigitte Macron)夫人と共に長年通っていて、2017年大統領選の祝勝会もこの店で開いた。

 デモ隊の投げつけた発煙筒が、布製のひさしに乗り引火した。AFP記者は、機動隊と衝突するデモ隊のそばで花火を打ち上げたり、店に向かって石を投げつけたりしていた黒ずくめの一団を目撃した。

 フランスでは、年金支給開始年齢を62歳から64歳に引き上げるというマクロン政権の年金改革に対し、全国的な抗議デモやストライキが続いている。

 同店は20年にも、マクロン政権を揺るがした抗議デモ「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動の最中、放火で入り口が破損したことがある。経営者兄弟の一人は当時AFPに対し、「デモなどがあると、『ロトンドに死を、マクロンに死を』というスローガンが聞こえてくる」と語っている。(c)AFP