【4月5日 AFP】ボクシング、元世界スーパーライト級王者のアミール・カーン(Amir Khan、英国)氏が4日、禁止薬物に陽性反応を示したため2年間のボクシング活動禁止処分を言い渡された。

 英国反ドーピング機関(UK Anti-Doping)はこの日、2022年2月に行われた同胞ケル・ブルック(Kell Brook)との一戦後、カーン氏から運動能力向上薬物のオスタリン(Ostarine)の陽性反応が出たと発表した。

 昨年5月に引退を表明したカーン氏は、反ドーピング規則の違反を認めたものの、意図的にオスタリンを摂取したわけではないとし、その主張は独立委員会にも認められた。

 カーン氏は英衛星放送スカイニューズ(Sky News)に対し、「不正は絶対にしない。自分は引退したファイターだ。2年の活動禁止処分を受けたが、そうしたことは非常に奇妙でおかしなものだ。カムバックの予定は全くない」とコメントしている。(c)AFP