【4月3日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2023)は2日、男子シングルス決勝が行われ、大会第4シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-5、6-3で第10シードのヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)を下し、今季4勝目を挙げた。

 今季ハードコートで見せている圧倒的な強さを改めて証明したメドベージェフは、これがキャリア通算19勝目で、マスターズ1000(ATP Masters 1000)は同5勝目。今季は3週連続優勝を飾ったABNアムロ・オープン(ABN AMRO Open 2023)、カタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2023)、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2023)に続く優勝となった。

 メドベージェフは「本当にうれしい。きょうは厳しい試合だった。日中はおそらく一番暑く、湿度も高かった」と話し、「簡単なコンディションではなかった。ヤニックが少しけがをしていたのか、こむら返りを起こしたのかは分からない。こちらもきつかったが、それを見せないように心がけた」とコメントした。

 一方のシナーは、前回王者で世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)を準決勝で破っていたが、この日は暑さに苦しみ、万全の状態ではなかった。この大会では2年前の決勝でも敗れており、メドベージェフ戦はこれで6戦全敗となった。

 シナーは「朝に起きたときにベストの状態ではなく、少し気分が悪かった。残念ながらきょうはベストのプレーができなかった」と話した。(c)AFP/Simon EVANS