【4月2日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、86)は1日、気管支炎の治療を終え、ローマの病院を退院した。病院を後にする際には、集まった人々に冗談を言う姿も見られた。

 教皇は呼吸困難を訴え、3月29日から3日間、ジェメッリ大学病院(Gemelli University Hospital)に入院していた。

 退院時、体調はどうかとの質問に「私はまだ生きています」と、満面の笑みで2回繰り返した。

 教皇は3月29日、サンピエトロ広場(St. Peter's Square)で毎週恒例の一般謁見(えっけん)に臨んだ後、体調不良を訴えた。抗生物質の投与を受けて体調は回復した。

 31日には入院先で小児がん病棟を訪れ、チョコレートのイースターエッグを配った他、生後数週間の赤ちゃんの洗礼を行った。

 教皇は今後、教会暦で最も重要な週である聖週間(Holy Week)とイースター(Easter、復活祭)に備える。(c)AFP/Ella IDE