【3月29日 AFP】国軍が実権を握るミャンマーの選挙管理委員会は28日、民主化指導者アウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏が率いる国民民主連盟(NLD)の政党登録を抹消すると発表した。ミャンマー国営放送(MRTV)によると、国軍が定めた新選挙法の下で再登録の手続きをしなかったため。

 MRTVは、NLDが29日に自動的に政党資格を失うと報じている。NLDは、2015年と2020年の総選挙で国軍の支援する政党に圧勝していた。

 国軍は、2020年の総選挙で不正が行われたと一方的に主張し、2021年2月のクーデターを正当化している。

 国軍は今年1月、総選挙を実施するため、新選挙法に基づき2か月以内に各政党に再登録するよう求めていた。だが先月、2年に及ぶ非常事態宣言をさらに6か月延長すると発表。8月までに実施するとしていた総選挙も延期された。国内に国軍の支配が及んでいない地域があるためとしている。

 反体制派は総選挙について、自由も公正さも保証されることはないだろうと批判している。

 地元監視団体によると、軍の弾圧による死者は3100人を超え、2万人以上が拘束されている。(c)AFP