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【03月29日 KOREA WAVE】映像違法ストリーミングサイトによってオンライン動画サービス(OTT)など映像業界の被害が拡大している。被害金額は推定で約5兆ウォン(約5000億円)に上っており、著作権侵害行為に対する強力な対策が必要だという声が出ている。

最近、映像違法ストリーミングサイト「ヌヌTV」が国内OTTやオリジナルシリーズコンテンツを一括削除すると明らかにした。ヌヌTV側は「国内OTT被害に対してある程度、納得した」としている。

2021年に開設されたヌヌTVは海外にサーバーを置き、最新映像コンテンツを違法に提供している。

映像著作権保護協議体は8日、ヌヌTVを刑事告訴し、16日には釜山警察庁サイバー犯罪捜査隊が捜査に着手した。

協議体はヌヌTVで違法流通されているコンテンツ数やストリーミング数を基にすれば約4兆9000億ウォンの被害が発生したと推算している。

協議体に参加しているMBC法務チームのアン・サンピル次長は「VOD単価を基準に計算したもので、付加版権や海外流通などの収益まで考慮すればさらに多くの被害があるだろう」と話した。

ヌヌTVは国内OTTやオリジナルコンテンツの削除を宣言したが、業界関係者はより長期的で効果的な対策が必要だと口をそろえる。

アン次長は「類似したサイトが出てこないか見守る必要がある。著作権侵害行為については捜査を通じて処罰がなされなければならない」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News