【3月28日 AFP】ロードレース世界選手権の主催者は27日、MotoGPクラスで通算6度の年間優勝を誇るマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が、右手の手術を受けて次戦のアルゼンチンGPを欠場すると発表した。

 レプソル・ホンダ(Repsol Honda)に所属する30歳のマルケスは、26日に行われた今季開幕戦ポルトガルGPの決勝でポールポジションからスタートしたものの、3周目で転倒して右手を骨折し、タイムペナルティーも科される悪夢に遭遇した。

 2020年のスペインGPでクラッシュして以降、4回も手術を受けているマルケスにとって、今回のけがは新たな打撃となる。

 この事故ではクリプトデータRNF(CryptoDATA RNF)のミゲル・オリベイラ(Miguel Oliveira、ポルトガル)も巻き込まれてレースを台無しにされており、マルケスは一部の地元ファンから敵意を向けられながらピットへ戻る途中、急いでオリベイラのガレージへ謝罪に向かった。

 この日遅くには、オリベイラもこの事故が原因で今週末のレースを欠場することが決まった。(c)AFP