ヘンリー王子、英プライバシー裁判で出廷
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【3月28日 AFP】英国の著名人がプライバシー侵害で新聞社を訴えた裁判で27日、チャールズ国王(King Charles III)の次男・ヘンリー王子(Prince Harry)や歌手のエルトン・ジョン(Elton John)さんがロンドンの裁判所に原告として出廷した。
ヘンリー王子らは電話の盗聴など違法な取材活動をされたとして、英大衆紙デーリー・メール(Daily Mail)の発行元の大手新聞社グループ、アソシエーテッド・ニューズペーパーズ(Associated Newspapers、ANL)を訴えている。
4日間の予審が行われるが、ANLの広報担当者は「根拠のない、極めて中傷的な主張だ」と反論。訴えは却下されるべきだと語った。
2020年に英王室を離脱し、現在米カリフォルニア州に住んでいるヘンリー王子はメディアとの折り合いが悪く、妻のメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)と共に、英新聞社に対する他の法的措置も進めている。
ここ数年は、米動画配信大手ネットフリックス(Netflix)で配信されたドキュメンタリー番組や、今年1月に出版された王子の自伝「スペア(Spare、原題)」などで王室批判を展開。好感度が急落している。(c)AFP/Helen ROWE